top of page

白菜

白菜はアブラナ科アブラナ属の結球性の葉物野菜で、東アジアを原産とする代表的な冬野菜です。大きくなると中心部の葉が重なり合って結球し、ずっしりとした楕円形になります。味はクセがなく、鍋物や漬物、煮物、炒め物など幅広く使われる万能野菜です。寒さに強く、晩秋〜冬にかけて旬を迎えます。

白菜.jpg

​日当たりと土壌

水はけがよく、保水性もある肥沃な土壌が適しています。酸性に弱いため、pH6.5〜7.0に調整しておきましょう。また、日当たりの良い場所が好ましく、日照不足だと結球しづらくなります。

植えつけ

種まきは夏の終わり(8月中旬〜9月上旬)、植え付けは9月中旬〜10月上旬が一般的です。種から育てる場合は、ポットに2〜3粒まき、本葉が4〜5枚の頃に1本に間引いてから定植します。苗を浅植えにし、植え付け後はしっかりと土を押さえて活着を促します。

水やり

発芽後や植え付け直後は、土が乾かないようにしっかり水やりします。根がしっかり張ってからは、過湿にならないように注意しつつ、乾燥しすぎない程度に水を与えるのが理想です。結球期に水分が不足すると、葉がうまく巻かなくなることがあります。

収穫時期

外葉が巻いて中心部がしっかりと締まったら収穫適期です。(11月〜2月頃)

主な栄養素

ビタミンC:免疫力強化、肌の健康維持に有効

カリウム:体内の余分な塩分を排出し、むくみ予防に

食物繊維:整腸作用があり、便通改善に効果的

葉酸:妊娠中の健康維持や貧血予防に

カルシウム・マグネシウム:骨や筋肉の健康維持に関与

低カロリーで水分も豊富なため、ダイエット中の食事にもおすすめの野菜です。

利用方法

生でサラダや浅漬け、加熱して鍋料理、炒め物、ロール白菜、キムチなど幅広く利用されます。包丁で株元を切って収穫し、外葉を数枚残すと保存性が高まります。また、カットして冷凍保存も可能です。

botanical field guide

白菜のおすすめコラム

植物図鑑

農園でもおなじみの植物たち。

その一部の育て方やお料理での使い方をご紹介します。

bottom of page